今週末の6日(土)の18:00より「中垣ゆたか×三輪丈太郎トークライブ」が開催されます。
現時点では定員15名のうち6名の方からしかお申し込みがありません。
中垣ゆたかさんはこの日のために東京・町田から名古屋にやってきてくれます。
中垣ゆたかさんと僕の付き合いはもう11年になります。絵本デビュー作『ぎょうれつ』(偕成社)からの長いお付き合いです。
今回はデビューしてから30作目を記念して『にんじゃくんがいる!』(あかね書房)の原画展をすることにしました。原画はもちろんのこと、原画ポストカードやグッズも販売しておりますが、正直なところあまり売れ行きが良いという状況ではありません。
そして、トークライブも前述した通り、定員の半分も満たしていません。
4〜5年前に東京にて「絵本でゴー!ゴー!」という同じようなトークイベントをしました。定員30名の中、今回同様、当日までの予約はあまり芳しくなく胃が痛い想いでしたが、蓋を開けてみたら30名満員でした。
トークも盛り上がり、またいつかやろうね!と約束をしたものです。
その「また」が今回になります。
僕も中垣さんも年齢が近く、音楽や映画などのエンターテイメントの趣味も似ていることもあり、打ち解けることができました。
僕がメルヘンハウスに入社する前に1年間、某児童書出版社で修行をさせていただきました。その時に中垣さんの作品を観て「この絵なら普通の書店よりヴィレッジバンガードのようなお店の方がウケる」と思い、よく2人で関東県内のヴィレバンへ営業に行ったものです。
作家と一緒に営業に行くと言うのも変わったものでしたが、お互いパンクロックのD.I.Y精神に感銘を受けていたので、自分たちで売り歩いたのです。
そんなことをしているうちにお互いに人見知りの2人の距離は縮まっていきました。
それから僕は東京を離れても、中垣さんは新刊が出ると必ず献本をしてくれて、僕もそれに対して感想を言ったり、移動販売のロゴを描いてもらったり、LINEでくだらないやり取りをしながら関係性は続きました。
いつもブレイク寸前の中垣さんを見て歯痒い想いを抱きながら、1人でも多くの子どもたちに読んで欲しいと一生懸命オススメしてきました。メルヘンハウスが再開する前の10日間のポップアップショップでは『のりもの のりもの』を50冊売りました。
前店舗でも原画展はやってもらいましたが、今の店舗にてギャラリーを作った際は、必ず最初はメルヘンハウス初代店主の三輪哲と関係深い高畠純さんの原画展をギャラリーの柿落としというのは決めていました。そして、同時に、次は中垣ゆたかさんの原画展をやるとも決めていました。
作家、書店と関係性は違えど「絵本」と言う共通項で僕らは繋がっています。そして、絵本でもっと子どもたちを楽しませたいと言う共通の想いもあります。
こんな2人がトークをして面白くないはずがありません。僕もとても楽しみにしています。
6日の当日は15:00からサイン会、18:00からトークライブです。
是非ともトークライブに参加してください!損はさせません。それどころか、パンクスピリットに魅せられた2人の生き様を目撃してほしいと思います。
長文になりましたが、ここまで読んで頂きありがとうございました。
皆さんのトークライブの参加を心よりお待ちしています!
メルヘンハウス 二代目 三輪丈太郎