一昨日(3/9)は、現在開催中の「高畠那生『ブロロンどろろん』絵本原画展」(14日まで開催)のメインイベントと言うべき、サイン会とワークショップが行われました!
オンラインショップでの「宛名入りサイン本」が予想を遥かに超える50冊を超えたので、那生くんにお願いして、少し早めにメルヘンハウスに来てもらうようお願いしたところ、快諾頂き11時に那生くんが登場!
一昨日(3/9)は名古屋市内で「マラソン大会」があった為、車線規制で中々車でメルヘンハウスに来るのは至難の業だったらしく、午前中は那生くんと2人でマッタリとサインを描いてもらいながら、あれやこれやと雑談を楽しみました。

しかし、ワークショップが始まるのは14時なのに、13時ぐらいからお客様が来るわ来るわで、15時からのサイン会の前に急遽サイン会が自然に始まったりして、メルヘンハウスが満員電車状態!
しかし、那生くんは手を抜く事なく1冊ずつ丁寧に絵も描いてくれました、もちろん宛名も!
そして、ろくに事前打ち合わせもすることなく、ワークショップ「ブロロンどろろんトートバッグをつくろう」が14時にオンタイムスタート!
まずは那生くんが子ども12人に実演しながら手順を説明して、さあスタート!
子どもたちのパワーと言うか、想像力は大人が思っている以上にたくましく、感性も素晴らしい!




次々と名作が出来上がっていき、最後は那生くんの講評で「みんなすごいの作ったね!」と無事に終了。
さて、ここからが怒涛のサイン会ラッシュ!既に午前中にオンラインショップ分のサインを約50冊、早くきたお客様にも約10冊ぐらい描いていたので、もう60冊はゆうに越してからのサイン会。
「腱鞘炎とかならないか?」と心の中で那生くんの手を心配するも、スラスラと笑顔でお客様と話しながら、記念撮影しながら、余裕すら感じ「さすがプロだ!」と感心しながら、次々購入される絵本のお会計をひたすらする僕。
サインの列は一向に止まることなく、ようやく落ち着いたと思ったら16時半。
1時間半ノンストップで仕入数と残数で計算すると、この日だけで那生くんは120冊ぐらいのサインを描いたことに!
ようやくちょっとしたブレイクタイムに、作家としてではなくお客様として来ていた「かがみの絵本」シリーズなどで有名な作家、わたなべちなつさんも来ていて、那生くんの作品にものすごく感動したようで、テンションが高いのなんの!
もう彼女のアドレナリンの放出量がすごくて、こんな千夏さん見るの初めてだぁとか思いながら、那生くんもニコニコと対応してくれる。そこに苺愛をみんなに語るお客様も加わって、何の話やら、、、。
もうお気付きだと思いますが、実はメルヘンハウスにはスタッフがいない。そう僕1人で全てをやっています。しかし、流石に「今日は1人じゃ無理!」と当日の朝に気付き、メルヘンハウスのモデルケースとなっているファミリーに「スタッフみたいなことやってくれない?」と無茶振りなお願いをするも快諾して頂き、ワークショップの用意から片付けまでファミリーに手伝ってもらいました。
今のメルヘンハウスを運営しているのは僕だけど、本当にお客様を巻き込んでやっている感じです。本当は店舗として良くないことかもしれないけど、お客様も喜んで手伝ってくれるので甘えています。
そして、仮スタッフなのにしっかりと考えて絵本を並べてくれたり、お帰りになるお客様に「ありがとうございましたー!」なんて言ってくれるし、お客様がお客様にお礼を言うっておかしいだろう!みたいな、もうね、子ども、大人、作家、店員、お客様と、それぞれの肩書きが消え去ったボーダレスでフラットな関係で、なんだかほんわかした幸福感が漂っていました。
いやぁ、この面子なら「We are the World」を完全に歌えるね!って思うぐらいのこのピースフルさよ。
天国ってこんなとこ?って思うぐらい僕の心は満たされていました。
気付けば那生くんには何もお構いもせずに、お昼も食べずに酷使してしまったことを反省しつつも、この日は那生くんをはじめ、お客様スタッフ、お客様、作家とみんなが「メルヘンハウス」と言う大所帯バンドだった!
例えて言うならば、ジェームスブラウンのバンドが最高なグルーヴを延々と鳴らしているような感じ(意味通じますかね?)。
そして、日にちは変わり今日は、僕1人で黙々と那生くんの描いてくれたサイン本を梱包し、発送作業で一日が終わりました。さすがに寂しさを感じたけど、初めて来てくれたお客様も前の店舗からのお客様も来てくれたので、今日は今日で良い一日でした。
那生くんを軸とする奇跡のNICE GROOVEをかき鳴らしてくれた皆さま、本当にありがとうございました!