『おとなりの だれかさん』

『おとなりの だれかさん』

カーシャ・デニセビッチ/作 44P 評論社

【隣や上や下の部屋は誰が住んでいるんだろう?】

私は引っ越しをして、新しい住所も何も見ないで言えます。

「こいけどおりの 3ちょうめ」

ビルの2階でとうとう自分の部屋がもらえました。でも、よく考えると私の部屋の天井は誰かの床で、私の床は誰かの天井です、もし、壁を突き抜けて手を伸ばせば誰かに触れるかもしれません。その誰かが新しいお隣さんです。

お隣さんは周り中にいて、今一体何をしているのでしょう?私たちに似ているのか?お家にいるのか?

そもそもお隣さんはいなくて、建物だ蹴っだりするかもしれません。

「さて きょうは、たしかめに いく ひよ。」

さあ、お隣さんはどんな人が住んでいるのでしょう?

引っ越ししたばかりのワクワク感をモノクロを基調とし随所でカラーが使われている絵は、とてもアーティスティックに描かれており、絵を見るだけでも楽しい絵本です。

【丈太郎のひとりごと】

僕も小学1年生になるタイミングで家族と引っ越しました。今まで居たところへの寂しい気持ちと、新しい場所への期待感が交互し、特にお隣さんをはじめ近所のことが気になり探検した覚えがあります。

この絵本は言葉少なめに、引っ越し先での生活に期待を大きく持った女の子のお話です。絵がとても素晴らしくモノクロを基調に随所で使われている色が効果的で、アートブックとしても楽しめることでしょう。

カーシャ・デニセビッチ/作 44P 評論社【隣や上や下の部屋は誰が住んでいるんだろう?】私は引っ越しをして、新しい住所も何も見ないで言えます。「こいけどおりの …
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