「0才から絵本なんて赤ちゃんは楽しめるの?」なんて言う質問をよく受けます。答えは「はい!、十分に楽しめます!」
私にも今となっては小3の息子がいますが、生まれる前から「胎教だ!」なんて張り切って、パートナーのお腹に向けて読んだりしてました。「あっ、今動いた!」なんて言いながら楽しんでました。
そして、実際に子どもが産まれると、最初は色々とバタバタして絵本を読むまで余裕がなかったですが、少し経ってからドキドキしながら初めて我が子に絵本を読みました。
最初の絵本は赤ちゃん絵本の代表作とも言える『くっついた』(こぐま社)。「◯と◯がくっついた」、「△と△がくっついた」、「⬜︎と⬜︎がくっついた」と可愛い動物たちがくっついていきます。ほんわか柔らかく描かれた絵で、繰り返される「くっつく」様子に、読んでる方も自然に気持ちが穏やかで優しくなりました。そして、我が子と言えば無反応、、、。
「あれ?」と思いながらも、毎日、絵本を変えてみたり、読み方を変えてみたり、色々と試行錯誤をしながら読みました。そうすると徐々に息子に表情が出てきました。目をぱっちり開けて、絵本に描かれている「絵」をジーッとみているのです!これには驚きと嬉しさを大きく感じました!
次第に「擬音語」などには「あ~」、「ん~」とか声でも反応が出てきました。ここまで半年ぐらいの時間がかかりました。反応が良くなると、読んでる私のモチベーションも上がり「もっと読みたい!」と一日に何冊も読み出しました。
反応が良い絵本、イマイチ反応がわからない絵本などもありましたが、反応が悪かった絵本も読んでいくうちに、突然反応が良くなったりしました。赤ちゃんはとても不思議ですね!
赤ちゃん絵本の基本は「いろ・かたち・リズム・くりかえし」。これは2才ぐらいまでの基本形となります。この要素が濃ければ濃いほど赤ちゃんの絵本となります。
子どもと一緒に絵本を楽しむ時間は限られています。たまに「読んで!」って絵本を持ってきますが、せいぜい5~6年でしょう。そこから先は自分で読むようになります。僕はこれを「切ない逆算」と言いますが、絵本を介してスキンシップを取れる親子の時間はほんの限られた時間なのです。
一日に何冊も読まなくても大丈夫です!しかし、毎日の習慣として赤ちゃんと読みましょう!
すぐに目に見える「結果」はわからないと思いますが、毎日の読書の積み重ねが、その後の子どもの読書にものすごく影響を与えます。
ブッククラブの絵本は、どれも年齢に適した絵本であり、王道なものからあまり知られていなくても良い絵本を選書しています。
「どんな絵本を読んで良いのかわからない」と、お悩みの方は是非ともメルヘンハウスの「ブッククラブ」をご活用ください!赤ちゃんとの素敵な絵本のある楽しいひと時のお手伝いをします。