牛窪 良太/作 32P アリス館
【色んな特徴の動物たちが乗っています!】
「つぎの しゅっぱつは おさるの れっしゃ! キップは バナナ! キップは バナナ!」と、おさるの車掌の声がホームに響きます。おさるの列車が出発したら、車掌は切符を集めに客車に向かいます。
一号車のお客の色は、しろ、くろ、しろ、くろ、しろくろの動物たちか切符を集めます。二号車のお客は、つの、つの、つの、つの、つののうえにつのの動物たちの切符を集めます。三号車のお客は、でっかでかのきっつきつの1頭だけですが、切符を集めます。
こうして、四号車、五号車、六号車、七号車、、、と切符を集めていきます。そして、 おさるの れっしゃが駅に到着すると次の列車が発車します。その列車とは、、、。
繰り返しのリズムが気持ち良く、動物の名前を書くのではなく特徴を文で表現しています。絵もリアルに大きく描かれているので、見やすく迫力もあります。
【丈太郎のひとりごと】
車両が一号車から九号車まで繰り返し描かれているため、2歳ぐらいの子どもから楽しめる絵本です。起承転結のあるお話の絵本の一歩手前の絵本と言えるでしょう。
絵がしっかり描かれているため、見やすく、そしてどこか人懐っこさを感じます。