イヴォンヌ・ヤハテンベルフ/作 野坂 悦子/訳 36P 講談社
【ヘルマンがいちばん最高!】
ヘルマンは、ダルマさんみたいにころころした黒いブタです。のんびりばちゃばちゃ一日中、泥のお風呂で暮らしています。どろんこのことはなんでもおまかせ、ヘルマンが一番です。
しかし、めんどりたちはヘルマンと違い、誰がたまごを産んだり、走ったりするのが一番か大騒ぎです。おんどりも誰が一番早起きが競いあっています。
「コッココ コケッコ、コケ コッコー!」
めんどりやおんどりたちは、いつも誰が一番で最高なのか言い争っています。そんな状況にヘルマンはうんざりしていました。何故なら一番最高なのはヘルマンだからです。
そして、めんどりたちと走るのが誰が速いか競争を始めました。そしてその結果、、、。
優しい色使いでユーモアにヘルマンがいかに最高なのかを描いています。
【丈太郎のひとりごと】
誰が一番なんて競い合うのは、あまり意味がないことですね。それよりも自分が自分らしく生きているか?自分に自信を持っているか?が大切なことだと思います。
それにしても描かれているヘルマンはとってもカワイイです!