おおなり 修司/作 丸山 誠司/絵 32P 絵本館
【ゴリラが「ふんが ふんが」と楽しく生活!】
ゴリラがお腹を両手で摘んで、どうやら太ってお腹が出ているみたいです。「ふんが ふんが ふんが ふんが ふんが ふんが」と右手を腰に当てて左手を頭の上に、どうやら体操をしているようです。そして「ふんが ふんが」とランニングに出かけます。
「ふんが?」何かに気づきました。天敵のチーターです。「ふんが ふんが」と急いで走ってその勢いで海に落ちてしまいました。海にはサメがいっぱい!「ふんがー!」と力強く泳いでなんとか陸に登ったと思ったら、陸が動き出しました。なんとタコの頭の上だったのです。タコの足に絡まって、タコからは勢いよく墨を出されて、、、、。
「ふんが」でしか言葉の表現のない中で、ダイナミックさ同時に顔の表情は繊細にしっかりと描かれています。
【丈太郎のひとりごと】
「ふんが」だけで1さつの絵本ができてしまうのが驚きです。しかし、ちゃんとお話も読み取れます。色々なイントネーションで「ふんが」に色付けすると抑揚も出て楽しく読めそうです。
おはなし会などで子どもたちは喜びそうですが、読み手の技量が試されます!