『あしにょきにょきにょき』

『あしにょきにょきにょき』

深見 春夫/作 32P 岩崎書店

【足はいったいどこまでまで伸びる!?】

ポコおじさんは毎日美味しいものを食べていました。この世で食べたことのないご馳走はありません。しかし、もっと珍しいものを食べてみたいと思っていた時、男の人がそら豆を売りに来ました。ポコおじさんは、そら豆など珍しくないと思いましたが、カバンの中に入っているそら豆を見てビックリ!とても大きなそら豆です。

ポコおじさんは早速そら豆を食べました。こんなに美味しいそら豆は初めてです。しかし、そら豆をペロリと食べたら、なんとポコおじさんの左足がにょきにょき伸び出したのです。足は家を飛び出してどんどん伸びていきます。

林を抜けて、橋を渡って、とうとう街へ伸びて来ました。街の人たちは怒って市長さんのところへ押しかけて、なんとか足を止めるように言いましたが、市長さんもどうすることもできません。街の人たちは足を綱引きのように大勢で引っ張っていますが、止まりません。しかし、そこに1人の女の子がやってきて、、、。

奇想天外なお話をクラシカルなちょっと懐かしい感じの絵で描かれています。

【丈太郎のひとりごと】

1980年に発刊された絵本です。40年以上経ってもいまだに読み継がれています。ものすごく人気があるとかではないですが、しっかりと子どもたちの手に渡っている絵本です。絵が色合いなどノスタルジックで落ち着いた雰囲気もあり、アジのある絵本です。

おはなし会などでも子どもたちが喜ぶ絵本です。

深見 春夫/作 32P 岩崎書店【足はいったいどこまでまで伸びる!?】ポコおじさんは毎日美味しいものを食べていました。この世で食べたことのないご馳走はありません…
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