カタリーナ・ヴァルクス/作 ふしみ みさを/訳 32P クレヨンハウス
【片一方の靴下を探そう!】
天気の良い朝、リゼッテは散歩に出かけました。すると、緑色の綺麗な靴下を片一方だけ見つけ履いてみました。しばらくするといつもリゼッテをからかってばかりのマトゥとマトゥシュに会いました。そして、靴下は両方ないといけなく片一方の靴下の姿をバカにされてしまいました。
さあ、リゼッテはもう片一方の靴下を探しに出かけることにします。高い木に登って見渡したり、沼に落ちていないか見たりしましたが、見つかりません。沼で濡れてしまった靴下を家で乾かしていると、ネズミのべべールが来て靴下を帽子と勘違いして被らせて欲しいと言い、被ってみたらとてもお似合いでした。
そんな時にマトゥとマトゥシュがもう片方の靴下を持って現れますが、意地悪をして渡してくれません。果たしてリゼッテは靴下を手にいれることは出来るのでしょうか?
落ち着いた色のトーンで表情までも豊かに描かれている絵本です。
【丈太郎のひとりごと】
何故か、道端に片方の靴下や手袋が落ちていることがありますよね?あれはなんでしょうね?いつも不思議に思います。
この絵本はフランスの絵本です。だからという訳ではないのですが、全体的にオシャレな上品でオシャレな感じが漂っている絵本です。翻訳絵本ならではの絵もとても素敵です。