麻生 知子/作 32P 小学館
【シュール過ぎる!こんな銭湯ってアリ?】
のれんに「レストランふろ」と書いてあります。「これ なんだろう?」と入ってみることに。脱衣所は一見普通に見えますが、よくみるとカゴの中はサンドイッチやハンバーガーが入っています。
中に入ると身体を洗う場所です。僕の席を探して身体を洗おうとしますが、シャワーが冷たくてなんだか甘い。ソフトクリームのようです。ちょっと行くとよくレストランにあるようなショーケースがあります。色々なメニューがありますが、全て美味しそうで中に人がいます。
「おーい こっちに おいでよー」と声をかけられたのは何かのどんぶり。レンゲを使って中に入ってみると、、、そこはラーメンのお風呂!麺を食べながら入ります。次のお風呂はどろどろのお風呂です。どぼんと使って「じゅわー ぱちぱち」と天ぷらのお風呂です。お風呂上がりはさくさくに揚がった天ぷらになってしまいます。
こうして色々なお風呂に入っていくのですが、全て食べ物のお風呂!
シュールなお話が彩り豊かな可愛い絵で描かれています。
【丈太郎のひとりごと】
あまりにもシュールすぎて、なんと言っていいのやら、、、。銭湯がレストランだったなんて考えもつきません。でも繰り返し読んでみるとなんだか普通に思えてきて面白くなります。
こんなお風呂嫌だー!こんなお風呂でお腹いっぱい食べたい!なんて、子どもたちは色々なことを思うでしょう。
ドリフターズの昔のコントの「もしも〇〇が何々だったら」を彷彿させるとても楽しい絵本です!