樋勝 朋巳/作 24P ブロンズ新社
【小さいあの子は小さい物を持ってやってくる!】
小さいあのこは、いつも小さい窓からやってきます。いつも色々な物を持ってきますが、あの子が持ってくる物はみんな小さいです。鳥、ラッパ、魚、時にはもじゃもじゃのカツラとお髭で変装してやってきたりもします。
ユーモアのある細かくカワイイ絵で描かれており、言葉は少なめですが独特な世界観が広がっています。
【丈太郎のひとりごと】
『きょうはマラカスの日』という絵本が代表作の作者ですが、この絵本以外でもいつも一筋縄でない独特な雰囲気のを醸し出しています。この絵本も特に何が起こるという訳ではありませんが、シンプルなお話の中に引き寄せられていきます。
お話もシンプルで絵もわかりやすいので幼児さんから楽しめます。大人はその絵の愛おしさから何だか手に取ってしまうような不思議な魅力を持つ絵本です。