斉藤 倫 うきまる/作 牧野 千穂/絵 32P 小学館
【どのまくらも気持ちいい!】
夜、おやすみしたくない「こねんこ」さん。そのわけは今日が終わってしまうからです。そこへ窓からまあるいアヒルが「わたしを まくらに どうでしょう」と入ってきました。ふわふわやわらかいアヒルさんの枕でこねんこはすぐ夢の中です。
次は森の入り口です。歩いていくと大きなキノコが枕にどうぞと言っています。ふくふくいい気持ちでこねんこははすぐ夢の中です。
その後も食パン、入道雲、くらげと続き、ひつじの群れが現れました。みんな自分の方がもこもこだと争っています。その数、「ひつじがにひき さんびき よんひき ごひき・・・・・・」
こねんこの夢の世界をふんわりとした浮遊感のある絵で優しく描かれています。
【丈太郎のひとりごと】
僕は家の枕でないと良く眠れません。旅行先の枕とかの方が断然気持ち良かったりするのですが、何故か家の枕が一番しっくりきます。
とても幻想的なお話で読んでいると眠くなっていきそうです。寝る前に子どもと一緒に読むと良いかもしれません。