山本 孝/作 32P 小峰書店
【深海魚好きの子どもにはたまらない絵本!】
寝る前に兄弟で作戦会議をします。さて今日は何をするのでしょう?布団に入りながら深海に行くことに決めます。勢いよく布団を被り「しんかいたんさてい マリンスノー」に乗り込みました。
「さあ、どんどん もぐるぞ!」
目指すは光の届かない真っ暗な深海です。深海に進むにつれて色々な海の生物に出くわします。まずはメガマウス、そしてあたりがどんどん暗くなり深さ200メートルを超えると深海の世界で魚が光っています。シーラカンスにも出会います。深さ1000メートルまで行くと、深くなるにつれ不思議な姿の生き物が増えていきます。
鯨の骨が横たわっていたり、スケーリーフット、カグラザメ、ダイオウイカ、リュウグウノツカイなどに出会い深海探検は続くのです。
ハッキリとした色調とイラストで細部に至るまで丁寧に深海の様子が描かれています。
【丈太郎のひとりごと】
メルヘンハウスにいると季節を問わず「深海魚の絵本」を探しにくる子どもがいます。そんな子どもには迷うことなく、この絵本を差し出します。
夜、寝る前の空想から深海へ出発!なんとも子どもの創造性豊かな子どもにしかできない技です。深海の様子も細かく、そして美しく描かれているため、何度見ても飽きることはありません。
さあ、この絵本を開いて深海に出発しましょう!