『じめんのしたは マンモスのくに』

『じめんのしたは マンモスのくに』

まつおか たつひで/作 36P 童心社

【絶滅した生き物たちがたくさんいる世界!】

だいすけが水たまりだと思って長靴で乗ってみると、それは水たまりではなく、地面の下への通路でした。地面の下の国から来たイカルに案内をしてもらいことになりました。

地面の下は洞窟のような通路になっていて、そこを抜けると大草原が広がっています。イカルの友達のマンモスのアムースもいます。2人はアムースの背中に乗ってイカルの暮らしているところへ行くことになりました。

マンモスの群れやバイソンの群れ、ライオン、サーベルタイガーもいます。男の子は自然界の弱肉強食の世界を目の当たりにします。

イカルの暮らしているところに着きました。ナイフは石で出来ていて、イカルのお父さんが作り方を教えてくれてヤリを作りました。そのヤリをサーベルタイガーに投げたりして古代の暮らしを体験します。

家はマンモスの骨と動物の毛皮で出来ています。お母さんのご飯も美味しく食べて、そろそろ帰る時間になりました。今度はイカルがだいすけの住んでいるところに行くことを約束しました。

マンモスのいる古代の世界を緻密な絵で描かれており、何度見ても飽きることなく新しい発見があります。

【丈太郎のひとりごと】

作者のまつおか たつひでさんの『ぼくのロボット大旅行』(福音館書店)は僕が幼い時からずっと好きな絵本で、作者の緻密で細かい絵はこの絵本でも健在です。何度繰り返して読んでも楽しめる絵本です。

まつおか たつひで/作 36P 童心社【絶滅した生き物たちがたくさんいる世界!】だいすけが水たまりだと思って長靴で乗ってみると、それは水たまりではなく、地面の下…
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