『ほうきぼしの まほう』

『ほうきぼしの まほう』

ジョー・トッド=スタントン/作 つかわ まゆみ/訳 40P 評論社

【自然豊かな家から都会の家へ】

私の家は木々が高く茂り、星を100個数えられます。ほうき星も見たことがあります。パパは毎日学校に迎えにきてくれて、美味しいご馳走を作ったり、素敵なお話を作ったり、朝は家から日の出が見れたり、夜は波の音を聞きながら寝ます。

しかし、パパが新しい仕事を探さなければなくなり、街に引っ越すことになりました。見えるのは灰色の建物と星がたった1つです。パパはいつも仕事ばかりで、ご馳走もお話も作らなくなりました。通りも人混みで何も見えず、新しい学校もうるさく、夜寝る時も何も聞こえません。

ある晩のこと、ほうき星を見ました。地球に落ちて光の木になりました。後を追いかけて空を渡りほうき星に追いついて魔法が始まりました。ところが、、、。

かわいらしいイラストで特に夜のシーンがよく登場しますが、なんとも言えない綺麗な黒で描かれています。

【丈太郎のひとりごと】

たまに「田舎の生活がしたいなぁ」と自然豊かな地へ憧れることがあります。都会にはなんでもあるけれども、窮屈で息が詰まりそうになる時があります。この絵本の主人公「ナイラ」の気持ちを考えると、とても切なくなりますが、都会の中で自分の居場所を見つけて欲しいものです。

ジョー・トッド=スタントン/作 つかわ まゆみ/訳 40P 評論社【自然豊かな家から都会の家へ】私の家は木々が高く茂り、星を100個数えられます。ほうき星も見た…
shop.meruhenhouse.com