『わたしのかみがた』

『わたしのかみがた』

樋勝朋巳/作 28P ブロンズ新社

【かみがたのワケとは?】

帽子を取ると、頭の上部がくるくるパーマで額から後ろにかけて編み込んでいる、不思議な髪型をしています。編み込みを解くと長い髪の毛でパーマみたいにふわふわです。

昔は短い髪の毛だったのがだんだん伸びてきたのです。そして、とっても長くなりました。髪の毛の色を黄色や赤にしたこともあります。しかし、緑色にしたときは悲しい気持ちになったので、思い切って髪を切りました。新しい自分になりたかったのです。

思い切ってパーマをかけました。すごくモジャモジャになりましたが、その髪の毛に、、、。

クリームっぽいページの色に優しい風合いの色だけで描かれおり、とても穏やか雰囲気で素敵なお話です。

【丈太郎のひとりごと】

今では七三分けの僕ですが(これからどうなるかは不明)、長髪にしたり、ドレッドにしたり、脱色したり、色々な髪型にしてきました。そんなことを思い出しながらこの絵本を読み終えると、最終的に行き着いた髪の毛のスタイルが優しい感情から来ているものであり、ただの変わり者でないことがわかります。

とっても暖かく優しい気持ちにさせてくれる絵本です。