レザ・ダルバンド/作 せな あいこ/訳 32P 評論社
【必要なものは何か?】
ビビさんのペットは大きな象、毎日一緒に散歩をして、子どもたちと遊んだり、午後のおやつを食べたり、夜は良い夢が見られるようにお話を聞かせてあげることもあります。
ところが、町の人はビビさんの像が嫌いです。大き過ぎ、目立ち過ぎ、邪魔者とペットなんて迷惑なだけで役にも立たないと言います。
周りの人が何と言っても、ビビさんは象さんの側にいて思い出話ができたり、笑ったりできれば幸せです。
しかし、大人たちは象を追い払うことにしました。自分たちの子どもがペットを欲しいと言い出したら大変なことになると市長さんが決めてしまいました。
ビビさんは悲しんだが、象が連れていかれる前に行動することにしました。それは、、、。
優しい色の配色で可愛らしくも洗練された絵で、本当に大切なものは何か?と問うてくる絵本です。
【丈太郎のひとりごと】
人は愚かなもので亡くしてから、その大切さに気づくことがあります。そして、本当に幸せなことって何か?この絵本を読んで思いました。
絵がとても素敵で町を絵が描いた絵などは、とてもオシャレです。
読んだ後に、自分が何か大切なものを忘れていたりしないか?一度立ち止まることができる絵本です。