【たけがみたえ原画展開催記念!希望の宛名入りサイン本】『わたしは かわいい マヌルネコ』

【たけがみたえ原画展開催記念!希望の宛名入りサイン本】『わたしは かわいい マヌルネコ』

たけがみたえ/作 32P あかね書房

【ちょっとマヌケな、でも愛らしいユーモアなネコはどうやって生きてるの?】

世界でいちばん古いネコは、夕ぐれと朝がすき。体を動かすのは苦手だけれど、得意のさいみん術で狩りをする。

天敵のワシがあらわれたら気配を消すことだってできる……。まんまるモフモフすがたで人気のマヌルネコが、ほっこり楽しい野生のくらしを教えてくれる。

かわいいだけでなく強かさ、たくましさをのぞかせる姿が楽しい。絵本作家のたけがみたえさんが、あざやかな版画で元気いっぱいに描かれた絵本の動物園だッ!

(出版社の紹介文より引用)

【丈太郎のひとりごと】

お話を読んでいて「マヌルネコ」というのは存在しない架空のネコだと思っていたのですが、調べてみたら実在を知りビックリしました。

何故、中々聞いたことがないネコの名前なのか?それは野生動物であり日本では「準絶滅危惧種」でもあるようです。

また、もふもふした体毛やずんぐりした体形、丸い瞳孔、カクカクとした動きなど、一見すると愛らしいポイントが多い一方、鋭い眼光や威嚇する際の表情が野性的なのが魅力的のようです。

今作の中では催眠術を失敗したり、忍法で岩になったり、見つからないように岩陰に隠れてドキドキしたり、強いのか弱いのか賢いのかマヌケなのか?その特徴を中々把握出来ない謎多きネコとして木版画で描かれています。

とてもシンプルな画面構成と色遣いで、読者がマヌルネコ世界観に入っていく「余白」がたっぷりあるため軽快にページを進めて楽しむことが出来ます。時に自然の風景が見開きに広がり、時には生き物が見開きに入りきれないぐらい大きく描かれていたりと緩急のリズムも楽しい絵本です。

良い意味でスカスカな感じが、僕はとっても気に入っています。これぐらいシンプルな感じの絵本って最近なかなか出合うことがないので嬉しい限りです!

「サーッ」と流れていくように読んでいるつもりでも、たまに妙に気になったりと、マヌルネコだけあって不思議な感覚の絵本です。

たけがみたえ/作 32P あかね書房【ちょっとマヌケな、でも愛らしいユーモアなネコはどうやって生きてるの?】世界でいちばん古いネコは、夕ぐれと朝がすき。体を動か…
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