ケイト・ラム/作 エイドリアン・ジョンソン/絵 石津 ちひろ/訳 28P 小学館
【おばあちゃんは寝なさいというけれど、、、】
ある日、パトリックはおばあちゃんのところへ1人で泊まりに行きました。辺りが夕焼けで明るくなる頃、おばあちゃんはパトリックになるように言いました。しかし、パトリックは「でも おばあちゃん・・・・・・」と言いました。
「ぼくの ベッドが なんて どこにも ないよ」
おばあちゃんは叫びました「あらまっ!!!?」
おばあちゃんは庭に走りでて、大きな木を切ってきました。そして、立派なベッドを作りました。そして、パトリックにベッドで寝るように言いました。しかし、枕がどこにもありません。
「あらまっ!!!?」とおばあちゃんが叫びました。今度は鶏小屋へ駆けつけて鳥たちの羽をむしりました。そして、パトリックにベッドで寝るように言いました。しかし、毛布がどこにもありません。
「あらまっ!!!?」とおばあちゃんが叫びました。
このように寝るには足りないものばかり。さて、パトリックは寝ることができるのでしょうか?
ページごとに背景がカラフルに塗られ、イラストはポップに描かれています。
【丈太郎のひとりごと】
僕が少年だった頃、よくおばあちゃんの家に泊まりに行きました。ちゃんと布団が敷かれていましたが、その部屋は仏壇のある部屋で、とても怖かった気がします。
おっちょこちょいのおばあちゃんと冷静なパトリックのやり取りが面白く、おばあちゃんの「「あらまっ!!!?」」が繰り返されるので、おはなし会などでも楽しく読めます。