マルリョケ・ヘンリヒス/作 木坂 涼/訳 32P BL出版
【いろいろと持ってきたいものがあるけれど、、、】
「こうえんに いこうか?いい てんきだし」とパパが言いました。子うさぎはボールを持って行ったり、ピクニックしたり、砂場で遊んだり、キックスケーターで行こうかな?なんて思っていたところ、パパが「そうだよ、だから よういして!」と言いました。
「できたよ!」
と答えるもマフラーや手袋やコートを着た冬の格好です。パパから冬の格好は違うと言われ、海水浴、着ぐるみ、お芝居の衣装に色々着替えて「できたよ!」と言うものの全部違います。
最後にぴったりの格好をして「できたよ!」と言うと、次はおやつの用意です。ジュースを水筒に入れて、りんごを持って、おもちゃをリュックサックにたくさん入れて「できたよ!」と言うものの、パパはそんなにいっぱい持っていけないと言います。それで、ゾウくんのオモチャだけを持って行くことになりますが中々見つかりません。「できたよ!」と言うまでかなり時間がかかりました。
その後も色々あって、、、。さて、こうさぎは出かけることができるのでしょうか?
ポップな絵で「できたよ!」という子うさぎの喜びを目一杯描かれています。
【丈太郎のひとりごと】
子どもって色々なものを持ちたがりますよね?僕の大好きな大好きな絵本『かしこいビル』(ペンギン社)でも主人公のメリーちゃんがおばさんの家に行く時にお気に入りのものをトランクに詰め込むシーンがあります。
ちょっとしたお出かけでも「あれもこれも」となるのが子どもの面白い所ですね!