ルフィーヌ・ブルネ/作 ふしみ みさを/訳 25P ひさかたチャイルド
【子どもたちが寝る前にママは大変!】
暗くて深い森の奥、いくつもの目がギラリと開いて、ガチガチとキバがぶつかる音がして、遠吠えが闇を切り裂きます。それはオオカミの子どもたち。
そこに現れたのは寝ないのを叱るママが現れました。子どもたちはぎゅっとしてくれない、絵本を読んでくれない、「いたいの いたいの いたいの とんでけ!」をやってくれてない、おやすみの歌を歌っていないとママに文句を言います。
しかし、ママは全部やっていると言いますが、確かにおやすみの歌だけは歌ってなかっらのです。すぐに寝ない子におやすみの歌を歌うママ。果たして、オオカミの子どもたちは寝てくれるのでしょうか?
どのページも暗闇が描かれた絵は、怖さを感じることなく、むしろ賑やかで楽しい感じで描かれています。
【丈太郎のひとりごと】
子どもはなかなか寝付けない時もありますよね。この絵本のオオカミの子どもたちもそうです。子どもたちを寝かしつけるためにママは色々なことをしなくてはならないので大変です。でも、どこか楽しそうで、子どもたちを叱りながらも優しく包み込みます。
騒がしくも、最後には静かな時間が訪れるので、寝る前に読む絵本として。この絵本は良いかもしれません。