絵本の内容も少しずつ理解しはじめて、笑ったり、手を叩いたり、読んでいる方も読みがいがあるものです!
1才ぐらいになると、日々の成長が加速しはじめます。個人差はありますが、1才半前後で歩けるようになって「歩く」ことができるようになっていくことが一番大きな変化と言えるでしょう。
言葉も反応も良くなり、それらは絵本を読む時にも赤ちゃんの時の反応と比べて、とてもわかりやすくなっていきます。
しかし、まだ絵本を「見るもの、読む物」として理解していないこともあり、口に入れたり、ページを激しくめくったり、投げたり、時には破ってしまうこともあります。
よくメルヘンハウスには「破れない絵本を探しています。」と言うお客様がいらっしゃいます。もちろん、ボードブックと言う、とても頑丈な厚紙でできた絵本があり、それは何をしようが破れたり、壊れたりしません。
しかし、私はそんな時にひとつの提案をします。それは、
「犠牲になる絵本を1冊つくってあげてください。」
つまりは、子どもが口に入れようが、破ろうが、投げようが、自由にして良い絵本を1冊決めるのです。
そうして行くうちに、他のオモチャなどと同様に「モノ」から「絵本」と言う認識に変わっていきます。
破れた絵本などは一緒にテープなどで治しましょう。「一緒に治す」ことが大切です。「こんな風になったら絵本が読めないね。これからは優しくしてあげようね!」と話しながら治すのです。そうすると不思議なことに少しずつ絵本の扱いが丁寧になっていきます。
絵本を読んでいて途中までしか読まない、ページばかりめくるというご相談も受けますが、徐々に本来の意味で「絵本」を自然に楽しむようになって行くので、あまり焦らずに読んでいる途中でどこか行ってしまっても、今日はそこまでとし、ページをめくり出したら一緒にめくって遊ぶなど「絵本」の内容ばかりにフォーカスするのではなく、少しでも毎日絵本に触れる時間を作ることが大切です。
1〜2才の絵本の基本は、赤ちゃん絵本と同様「いろ・かたち・リズム・くりかえし」。ただし、赤ちゃんの時より内容がちょっとランクアップして、少しずつ絵も複雑になってきたり、文章も多くなったりもします。2才ぐらいになると、ちょっとしたお話の要素が入ってきます。
大切なのは、年齢に適した絵本を読むことです。「対象年齢は下があっても、上はない」と言われています。1〜2才になったからと言って、赤ちゃん絵本は読んではダメということはありません。できるだけ多くの絵本を毎日欠かさず読むことをオススメします!
ブッククラブの絵本は、どれも年齢に適した絵本であり、王道なものからあまり知られていなくても良い絵本を選書しています。
「どんな絵本を読んで良いのかわからない」と、お悩みの方は是非ともメルヘンハウスの「ブッククラブ」をご活用ください!赤ちゃんとの素敵な絵本のある楽しいひと時のお手伝いをします。