山田 和明/作 52P 出版ワークス
【あかいふうせんを追いかけて】
赤い風船を持った女の子がバス停でバスを待っています。次の停留所ではクマさんが待っていました。クマさんに赤い風船のことを自慢していたら飛んで行ってしまいました。バスは赤い風船を追いかけます。
次の停留所ではウサギさんが待っています。ウサギさんに赤い風船を見なかった聞くと、海の方へ飛んでいったとのことでした。海の停留所にはペンギンさんが待っています。赤い風船の見なかったか聞くと、雲と一緒に飛んで行ったとのことでした。
その後もゾウさん、キリンさんに赤い風船を聞くとようやく見つけました。しかし、風船は、、、。
必要最低限に描かれた絵はとても洒落ていて、全体的に明るいタッチなので気持ちよく読むことができます。
【丈太郎のひとりごと】
バスに次々に乗ってくる動物たちと赤い風船を探す旅、なんだか素敵じゃないですか?絵も落ち着いたトーンでシンプルに描かれているのが特徴的です。ラストのシーンではちょっと感動してしまいました。