エリック・カール/作 アーサー・ビナード/絵 25P 偕成社
【自分に正直に自由に表現をしていく!】
既成概念に囚われることなく、自分が思った通りに自由に絵を描いて行きます。
青い馬、赤いわに、黄色いうし、ピンクのうさぎ、緑のライオン、オレンジのぞうetc…。
「ぼくは えかきだ じぶんの ほんとうの えを かく かく かく」
この絵本の原題は「The Blue Hors(青い馬)」。作者のエリック・カールが実際に青い馬を描く画家に憧れて絵を描くようになったきっかけの絵が「青い馬」を描く作家だったようです。
エリック・カールには珍しくストレートなでシンプルな表現で力強く描かれています。
【丈太郎のひとりごと】
エリック・カールといえば『はらぺこあおむし』のイメージがとても強いですが、この絵本はエリック・カールの中でも異色なとてもストレートなメッセージを放っています。自分の思うように描く、それは自分の思うように生きると言うことを意味しているのではないでしょうか?
この絵本はエリック・カールの晩年の作品です。自分の原点に戻ってシンプルにストレートに表現したのだと僕は思います。
自分らしさや、やりたいことが何か?悩んでいる人に読んで欲しいと思うと同時に、子どもたちに「こんなに自由でいいんだ!」とメッセージを受け取って欲しいと切に願います。
僕も何かと比較して少し弱気になったりする時に、この絵本を読んで「自分らしくで良いんだ!」と自分を奮い立たせています!