『まよなかのゆうえんち』

『まよなかのゆうえんち』

ギデオン・ステラー/作 マリアキアラ・ディ・ジョルジョ/絵 42P BL出版

【誰も知らない幻想的な夜の遊園地】

動物たちの住む森に移動遊園地がやってきました。日中は多くの人達で賑わっています。そして、夜になると遊園地は静まりかえり真っ暗です。そこへやってきたのは多くの動物たちです。遊園地の柵の間から忍び込んで、電気のスイッチを入れたら華やかな夜の遊園地が浮かび上がってきました。

動物たちは色々な乗り物に乗ったり、露店で美味しいものを買ったりして楽しみます。コーヒーカップの乗り物に乗ったり、バイキングに乗ったり、メリーゴーランドに乗ったり、ジェットコースターにも乗っています。

動物たちは皆嬉しそうですが、空が段々と明るくなってきました。見回りの人もやってきましたが、何かの視線を感じたり、遊園地の異変にちょっと怪しげに思っているようです。動物たちはどうするのでしょう?

幻想的に美しく描かれたこの絵本は字はありませんが、絵を追いかけていくだけでも物語を頭の中で思い浮かべることができます。

【丈太郎のひとりごと】

移動遊園地って良いですね!なかなか日本では見かけない文化ではないでしょうか?普段は森には動物が住んでいて、人間たちが入ることのない場所に作ったので、動物たちが興味を示し遊んでもおかしくはありません。

動物たちにとって、きっと忘れられない一夜になったに違いないでしょう。とにかく絵がふんわりと幻想的で美しいので、この世界観を十分に堪能してみてください。

ギデオン・ステラー/作 マリアキアラ・ディ・ジョルジョ/絵 42P BL出版【誰も知らない幻想的な夜の遊園地】動物たちの住む森に移動遊園地がやってきました。日中…
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