『ピーターのいす』

『ピーターのいす』

エズラ・ジャック・キーツ/作 木島 始/訳 32P 偕成社

【新しい兄弟ができる不安な気持ち】

ピーターは積み木で遊んでいましたが、「がしゃん!」といっぺんに壊れてしまいました。するとお母さんから、生まれたばかりの赤ちゃんがいるから、もっと静かに遊ぶように言われました。

ピーターは妹のスージーの部屋をのぞいてみました。僕のゆりかごだったのがピンクに塗られています。僕の赤ちゃんベッドもピンクに塗られています。塗られていないのはピーターの小さい時に座っていた椅子だけでした。

ピーターは椅子を持ち上げると自分の部屋へ駆けていきました。お母さんもお父さんも赤ちゃんのことばかり。ピーターは家でをしようとしました。ピーターは表に出て自分の持ち物を並べて、しばらく椅子に座ることにしました。ところが椅子にお尻が入りません。ピーターは大きくなり過ぎたのです。

そこへお母さんからお昼ご飯を食べると声をかけられました。ピーターは家に戻り隠れました。お母さんはカーテンを跳ね除けたけど、棚の後ろから「こっちだよ」と声をかけました。ピーターはお父さんのそばの大人の椅子に座り、お父さんに提案をしました。その提案とは?

赤ちゃんばかりが可愛がられて、自分に気を留めてくれていないような淋しい心情を、クラシカルな切り絵で描かれています。

【丈太郎のひとりごと】

僕も4歳下の妹がいます。妹が生まれるまでは自分ばかり可愛がられていたのが、妹が生まれてからお母さんやお父さんの自分への関心が薄れていく気持ちになり、妹にヤキモチを焼きました。なので、ピーターの気持ちはすごくわかります。

これから兄弟が生まれる子どもと一緒にこの絵本を読むと良いと思います。

エズラ・ジャック・キーツ/作 木島 始/訳 32P 偕成社【新しい兄弟ができる不安な気持ち】ピーターは積み木で遊んでいましたが、「がしゃん!」といっぺんに壊れて…
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