マリット・テルンクヴィスト/作 長山 さき/訳 44P 徳間書店
【お祭りへのワクワク感から空想が広がって、、、】
外から太鼓の音が聞こえてきました。賑やかな声と笛の音もします。今日はお祭りの日なのです。ファビアンは楽しみで仕方ありません。
ファビアンのお祭りへの空想が膨らみます。大人もみんな補助輪がついた自転車に乗っているとか、車の代わりに像が走っていたり、高い木の上に住んでみたり、マシュマロの首飾り、ケーキの帽子、踊りたくなくても体が飛び跳ねるような音楽、本物の星が出てくる花火、空から降ってkるプレゼント、ファビアンの空想は止まることがありません。
ファビアンのワクワクが止まらない中、ようやく外に出ることにしました。そしたら、、、
見開きページも数箇所あり、お祭りの賑わいやファビアンの想像の世界が緻密に色鮮やかに描かれているため、とても楽しくページをめくることができます。
【丈太郎のひとりごと】
ファビアンの空想はとても素敵ですね!現実になったらどれだけ楽しいことでしょう!ファビアンの空想したお祭りが果たしてどんなものになるかは、絵本を開いてからのお楽しみです。
絵のタッチが全体的に明るく、そして細部に至るまで丁寧に描き込まれているため、何度もみても楽しく、数箇所ある見開きページのダイナミックさもとても魅力的です。
子どもの空想って、もう大人ではできない無限性があって楽しいものだと、この絵本は教えてくれます。